編集部のSです。
アナタは最近、
誰かに手紙を書いていますか?
メールやLINEが定着したいま、
手を動かして手紙を書く機会は
どんどん減ってきています。
しかしそんな中、
書店では『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』という本も
売れています。
メール全盛時代に、
手書きの良さが見直されているのかもしれません。
今日、紹介する1冊は、なかなか伝えきれない「気持ち」を
手紙に載せたビジネス書です。
『働く君に伝えたいこと
―プロフェッショナル経営者の父から息子への28通の手紙―』岩田松雄 (著)
「私には2人の息子がいます。
父親として、彼らを心から応援したいと常々思っていますが、
その気持ちをうまく伝えられていません」
という導入で始まる本書は、
元スターバックスCEOで
『ミッション』、
『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』という
ベストセラーを生み出してきた著者・岩田松雄氏が
仕事に悩む「息子」へ綴った手紙です。
◎やりたくない仕事に就かなければならないとき、
◎組織の理不尽にぶちあたったとき、
◎挫折や失敗をあじわったとき……
人生には何度も投げ出したい局面に
遭遇することがあります。
そんなとき、どう考え、どうしのげばいいか。
「どんな状況に陥っても、絶望だけはしてはいけない。
地べたに這いつくばっても近くの雑草を
つかむところから起き上がってほしい」
著者の岩田松雄氏も仕事に苦しんだこと、
心が折れそうになったこと、
自分の能力の限界を知ったことなど
もがき苦しんだ過去が山ほどあるといいます。
しかし、生まれ持った才能がなくても、
自分の可能性を信じ、
あきらめず前進するためにはいかに考えればいいのか、
親から子に言い聴かせるように
親身に語りつくします。
仕事に悩む心にスッと心に染みわたり、「自分もできるんじゃないか! 」と元気になれる人生訓です。
ではここで、本書の格言の1つをご紹介します。
「レンガの壁がそこにあるのには、理由がある。
私の行く手を阻むためにあるのではない。
その壁の向こうにある『何か』を
自分がどれほど真剣に望んでいるか、
証明するチャンスを与えているのだ」
この一節は、
2007年、アメリカのカーネギーメロン大学で
教鞭を執っていたランディ・パウシュが
『最後の授業/子ども時代に抱いた夢の実現』
という講義で語った言葉です。
末期がんに侵されており、
長くて余命半年という宣告を受けていたのですが
そんな彼が残した言葉は、
いまも岩田さんの心の支えになっているといいます。
そして・・・
著者の岩田さんは続けます。
いまあなたが見えているものだけで、
未来を決めつけてしまってはいけません。
あなたの意志一つで、いくらでも広い世界を切り拓き、
まだ眠っている自分の可能性に気づくことができるのです。
一冊を通して読むと、
「あきらめなければ、必ず最後にはうまくいく」
そんな気持ちにさせられるあなたへの手紙です。
今週末から全国の書店で並び始めます。
ぜひ手に取ってみてください。
▼本日ご紹介した1冊はこちら
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