2013年9月28日土曜日

おはようございます。
フォレスト出版編集部です。


2013年08月28日のブログ

水野和敏さんの担当として考えたこと……。
「カリスマ編集者なんて、認めねえ!?」
http://forestpub.com/archives/52123110.html


は読まれましたでしょうか?


弊社で大好評発売中の
『非常識な本質』を出されている
水野和敏さんの出版記念を兼ねたイベントで、
編集担当として200人の前でスピーチするように、
水野さんにムチャぶりされたことに、
私が不平と持論を述べたのでした。



非常識な本質


端的に言うと、
裏方である編集者が人前で
「オレがつくった本だ」などと
偉そうに語るのはみっともないよな、
的な内容です。


そしてイベント当日の8月30日、
まさかの展開
待っていました。


水野和敏氏


「○○くん、ブログ読んだよ。
嫌味なこと書くねえ~」


水野さんは私が書いたブログを読んでいたのでした。
これは本当に予想外で、


「え!? 読まれていたのですか?
あれは、まあ、その、ウケ狙いというか、
そういう体(てい)のほうが読者は引っかかるかな、と……」

などと言葉を濁すしかありませんでした。



それはさておき、
ここ数カ月、私の心の支えになっている言葉があります。
それは、

「ダサいくらいなんだよ! 我慢しろよ!」

というものです。


ステマみたいで恐縮ですが、
これは、本日9月28日で最終回を迎えた
NHKの連続ドラマ小説「あまちゃん」の中で
主人公の天野アキが友人のユイちゃんに言い放った言葉です。
(状況を説明すると長くなるので割愛します)


あまちゃん
NHK連続テレビ小説「あまちゃん」 - NHKオンライン
http://www1.nhk.or.jp/amachan/


編集者という仕事は、
世間的にはカッコイイイメージがあるかもしれませんが、
漫画のようにはいきません。


人に頭を下げたり、
不条理なことで怒られたり、
愛想笑いをしたり、
ムチャぶりされたり、
偉い著者にエンガチョされたり、
掘っ立て小屋みたいな事務所で働いたり(フォレストは違いますよ)
辱めにあったり、
大きな誤植で刷り直しをしたり、
期待した本が全然売れなかったり……


まあ、ダサい仕事です。


これで「オレはカリスマ編集者だ」なんて言っているやつは、
いないと思いますけど、いたとしたら限りなくダサいです。


ただ、よくよく考えてみると、
こんなダサさは
どんな仕事にも当てはまりますよね。

「ダサいから嫌だ」なんて言っていたら
できる仕事はなくなります。

アキちゃんが言うように、
ダサいとわかっていても、やり通すということは
本当に大切なことなのです。


仕事というのは本来
ダサさを我慢するからこそ、
対価として成果が得られるものなのでしょう。


きっと世界一のスーパーカーGT‐R をつくった水野さんも、
その成果に対して脚光を浴びていますが、
いくつものダサい経験をされたのではないかと、
『非常識な本質』を読むと想像できます。


GT-R


外見や評価ばかり気にしたり、
カッコつけて仕事をしてはダメなのです。


ということで、ダサいとは思いつつも、
私は200人の前でスピーチしました。

しかも真っ暗な会場の中、
私一人にスポットライトが当てられて……。
きっと声がうわずったり、挙動がおかしかったり、
話している内容が要領を得なかったり、
いろいろダサかったと思います。


しかし、直前までずっと、
「ダサいくらいなんだよ! 我慢しろよ!」
アキちゃんの声を脳内再生させて挑みました。


能年玲奈 オフィシャルファンクラブ「くるぶし」
能年玲奈 オフィシャルファンクラブ「くるぶし」
http://www.rena-nounen.net/


結果、思ったのは、
良い体験だった、ということです。


自分の中で何かが吹っ切れた感じがしました。
また、同じような状況下に置かれたとしたら、
もっとうまく話せるはずだと自信もつきました。


これがダサいことに我慢した結果だとしたら、
ダサいのも悪くないな、と思った次第です。


じつは水野さんから、
スピーチをやってみての感想をブログに書くように
勧められたので、このブログを書きました。

おそらく、見当違いの感想だったと思いますが……。


水野さん、見てますか?




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非常識な本質







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