2013年12月24日火曜日


こんにちは。
フォレスト出版インターンのKです。

クリスマス

今日はクリスマスイブ
そして明日はクリスマスですね。

今回はそんなロマンチックな日々だからこそ使いたい
【親密な関係を築くテクニック】
今月の新刊『一瞬で人に好かれる6つの秘密』
よりご紹介したいと思います。

ぜひ、簡単ながらも奥が深いこのテクニックで
親しくなりたい人との距離を縮めちゃってください!

一瞬で人に好かれる6つの秘密

『一瞬で人に好かれる6つの秘密』

オリ・ブラフマン/ロム・ブラフマン 著
林田レジリ浩文 訳
定価1600円+税

◆目次
第1章   魔法のような時間
第2章   人質交渉人の秘密の武器
第3章   親密さを生む原動力
第4章   すべてカチッとはまる時
第5章   似たもの同士が惹かれ合うわけ
第6章   コミュニティの心理学
第7章    「天性のひとたらし」の研究
第8章     クリックがもたらす至福の時
最終章    なぜ人生にクリックが必要なのか


◆Clickとは?

本書では一貫してClick(クリック)について語られています。
本書で扱うClickとは、マウスのクリックではなく、
何かがカチッとハマる“コト”を表します。

なかでは、さらに詳しく
人や状況に対して、瞬間的に深く、
そして意味のある関係を感じること
(本書16ページ)
と定義されています。

クリック

わかりやすい例を挙げると、
一目惚れしたときや人と深くわかり合えたとき、
スポーツの世界でいう「ゾーンに入る」とき……
 
あなたもそんな感覚を
覚えた経験はありませんか?

では次に、実際にクリックがどんな効果を
私たちにもたらしてくれるのかを見ていきましょう。


◆より親密に、より長く!

カップル

以下の3種類のカップル。
どのカップルが結婚した後も
より深い関係でいられると思いますか?

1. 付き合う前に長い間、友人だったもの
2. デートを重ねて少しずつ親密になり、
   その後、結婚に至ったもの
3. はじめて出会ってすぐにクリック、そして恋に落ちたもの

当然、私たちは1と2の方が3よりも
より深い関係でいられると考えますよね?

ところが、その3つを比較しても
実際は、思いの強さや親密度は変わらず
それどころか、クリックした人たちの方が、
より相手のことを考え、
より相手との関係を魅力的に感じるなど、
相手に強い情熱を感じている割合が大きい
そうです。

具体的には、クリックをして付き合い始めたカップルの方が
「私たちの関係はいまでも魅力的だ」
「他の夫ほど(妻ほど)私を幸せにしてくれる人はいません」
「いまでも相手の目を見ると蕩けそうになる」
という意見に同感する人が多かったとのこと。

つまり、クリックすれば、たとえそれが初対面であっても、
一瞬で親密な関係を築き、信頼や情熱を深め、
その状態を長続きさせることができるのです!

そして、このクリックの要素の1つであり、
【親密な関係を築くテクニック】こそ、
自分をさらけ出すことなのです。

さらけ出す!


◆さらけ出すことは強みになる

自分をさらけ出す、というと
自分の弱さをネタに
他人にいいようにされてしまうと思うかもしれません。

しかしながら、一瞬で信頼を気づくうえで、
それは弱みではなく、強みになるそうです。


生身の自分をさらけ出すということは、それによって心理的、身体的なリスクを負うことになる。そしてそんなリスクを自ら取る人間を人は信用し、そして自分もオープンで生身になることで、それに答えようとする傾向がある。お互いが構えることなしに自分をさらすことが、人間関係を深めていくことにつながる。最初から率直に自分らしさをさらけ出し、自分の考えや感じ方を語り合うことが、短い間に人間関係を築くことにつながっていくのだ(本書56ページ)


このことを顕著に示した例をご紹介しましょう。


◆相手がコンピュータでも構わない!?

MBAで有名な
ハーバード・ビジネススクールで、
ある実験が行われました。

その実験とは、コンピュータが生徒に対して
個人的な質問を投げかけるというもの。

コンピュータによる個人的な質問

個人的な質問というのは、
「人生で最もがっかりしたのはどんなときか?」
「自分の性格でいちばん好きなものは?」
といったものです。

そんな質問に対して、
生徒たちは、警戒した態度を崩さず、
無難な答えを返すばかりでした。

しかも、「あなたが人生でいちばん、罪悪感を覚えたのはどんなことですか」といった、より深い質問、自分の弱みを見せることになる質問となると、嘘をついたり、回答自体を拒否したりというような反応が生徒たちに見られたそうです。

そこで実験者は、コンピュータにただ質問をさせるのではなく、
質問をする前に自己開示させることにしたのです。

先の「罪悪感」の例でいいますと、
「たまにこのコンピュータは原因不明の故障をすることがあります。それがたいてい最悪のタイミングで起こるので、ユーザーには本当にご迷惑をかけて申し訳なく思っています。あなたもそんなふうに罪悪感を覚えたことがありますか?」
というようにです。

すると、生徒たちの反応が変わりました。
コンピュータなんて、ただの機会の箱だと百も承知、
しかもMBAを目指すハーバードの学生
です。
その学生がなんと、コンピュータに向かって
深く自己開示をするようになっていた
のです。

自己開示するようになる

このように、オープンで親しげにしてくれる相手には、
それがコンピュータであっても関係なく、
こちらも同じように接する
ようになります。

自分がオープンになれば、
相手もオープンになる。
この繰り返しが関係を
より親密なものに変えてくれる。

コンピュータにもできるのなら、
当然、私たちにもできるはずですよね?

あとは、具体的にどのような自己開示を
すればいいのかを知り、実践するだけです!


◆自己開示は順序立てて

自己開示にはいくつかレベルがあります。

まず、取引のカテゴリーと呼ばれる3つのレベル

【社交レベル】
「どうも」「ひさしぶり」など。

【事実レベル】
「東京に住んでいます」「あなたのお仕事は?」など。

【評価レベル】
「あの映画面白いですね」「素敵な髪型ですね」など。

これらのレベルは感情的というよりは、
頭で考えた言葉のやりとりなので、
自己開示とは言いづらいものです。

それに対して、つながりのカテゴリーに含まれる
次の2つのレベルは感情的で自分をさらけ出しています。

つながりのカテゴリー

【感覚レベル】
言葉の1つひとつが話し手の感情を表しているもの。
「あなたがいなくて寂しい」「あなたと出会えて嬉しい」など。

【ピークレベル】
自分の心の最も奥にしまった感情。
「君に見捨てられるんじゃないかと思って、本当に怖かった」など。

つまり、自己開示をするうえで、
私たちは、つながりのカテゴリー
2つのレベルを意識しなければならないのです。

ただ、そのレベルの話題を
そのまま使用すると酷い目にあいます。

例えば、
いきなり【感覚レベル】の『あなたがいなくて寂しい」なんて
言われたらちょっと引いてしまいますよね?

【ピークレベル】の話題であればなおさらです。

ですから、自己開示をするうえで大切なのは、
話題を取引のカテゴリーから
徐々につながりのカテゴリーに移していく
こと。

またそのなかでも、
【感覚】から【ピーク】レベルに
変えていく
こと。


ピークレベルへ!

そのように徐々に感情を織り交ぜた会話をすることで、
クリックの魔法が加わり、
より短期間に、より親密で、
長い関係を築くことができる
のです。

さらに、このテクニックは、実際の会話だけではなく、
メールやソーシャルメディアでも使えます。
ぜひ、そちらでも活用してみてください。


◆おわりに

クリスマスの時期であるということ。

そして、
普段、私がブラックボックスと揶揄されるということで
この話題を選んでみました(笑)

もちろん、
さらけ出しているところではさらけ出しているので、
そこでの付き合いは、深く長いもの
です。

決して、全方位に対して
閉じこもっているわけではありません(苦笑)

本書には、
一瞬で、深く、長い関係を築くクリックの秘密が
まだまだたくさん、多くの魅力的なストーリーと
実験結果ともに語られています。

情報機器が発達し、
いつでもどこでも簡単に連絡がとれる時代。
しかし、そんな時代だからこそ、
逆説的につながりが希薄になり、
寂しい思いをすることが多々あります。

そんななか、もしあなたが、
もっと人とつながりたい
と思いますなら、本書はきっと
役に立つ1冊になると思います。

書店で見かけたら、
ぜひ手にとってみてくださいね。

▼本日ご紹介した書籍はコチラ

一瞬で人に好かれる6つの秘密

▼過去の新刊情報局はこちらから
『ドラクエ式 自分の強みを知る冒険』(神谷悟)
http://forestpub.com/archives/52131509.html
『Dr.ディマティーニの最高の自分が見つかる授業』
(ドクター・ジョン・F・ディマティーニ)
http://forestpub.com/archives/52128997.html
『お金と心の法則』(祇場駿矢)
http://forestpub.com/archives/52127697.html
『「お店」は変えずに「悦び」を変えろ!』(小阪裕司)
http://forestpub.com/archives/52126523.html
『お金と時間に縛られず、僕らは自由に働くことができる。』
(伊勢隆一郎)
http://forestpub.com/archives/52122981.html

 






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