こんにちは、
フォレスト出版のシミズです。
昨日は、
Windows XPサポート終了日だったにも関わらず、
くしくもワイドショーのニュースの話題は一日中、
小保方さんの記者会見で埋め尽くされていました。
まるで、集団イジメのようでしたね。
今日の「とくダネ！」で小倉さんは、
「世界的な大発見から一転、
厳しい目にさらされている小保方さん」
って、伝えてましたが、
いやいや、厳しい目にさらしているのは、
あなたたちマスコミでしょ！
と朝からツッコンでしまいました。
小保方さんが良いのか悪いのか
私にはわかりませんが、
番組の映像の編集の仕方を見てみても
公平な立場で報道するわけではなく、
小保方さんを悪者にしたてあげようという
意図的な編集ばかりでした。
たとえば、テレビによくあることですが、
会見の一部のみを取り上げて、
まったく意味合いの違うふうに
とらえられてしまう編集をしてしまったり、「自己流」という言葉など、
小保方さんが悪者と思われそうな部分のテロップを
色を変えて強調したり、まったくもって公平な立場で放送していません。
さらに、スタジオに戻ると
論文を読んでもいないタレントコメンテーターが
ほぼ「玄関ネタ」だけの情報知識で
さらに追い打ちをかけます。
日本のテレビ・メディアは、
もう社会を監視する公器でも機関でもなく、
単なる集団ヒステリーを拡散させる装置になってしまっているようです。
これは大変恐ろしいことです。
私たちが生きている世界は、
ほぼすべて他人につくられた世界です。
ですから、もしもある一部の権力者によって
メディアがコントロールされてしまえば、
あなたは完全に誘導されて、
その通りだと信じ込んでしまいます。
じつは、同じようなことが15世紀にも
起きていました。
そう、【魔女狩り】です。
【魔女狩り】は、
中世末期から近代にかけてのヨーロッパや
北アメリカにおいてみられた
魔女や魔術行為に対する追求のことで
魔女と認定されれば処刑されることになります。
犠牲者数については諸説ありますが、
９００万人とも言われることもあるほどです。
魔女狩りを広める影響となったのが、
グーテンベルクの印刷技術の発明です。
印刷によって生まれた【新しいメディア】により
たくさんの人に魔女狩りが伝わっていったのです。
では、私たちが生きる現代はどうでしょう。
インターネットが生まれ、
ツイッター、フェイスブックといった
ソーシャルネットワークという【新しいメディア】の誕生により、
誰もが情報を発信できるようになったことで、
洗脳という魔女狩りが広まったときの条件が整ったのです。
現代でいうと
「都合の悪い物は消せ」というものです。
たとえば、最近でいうと
よくニュース番組に出ていた辛口のコメンテーターが
別の人に変えられるということがありました。
これは、どのテレビ局も
「アベノミクスはすばらしい」
というふうに打ち出しているので、
それに反対する都合の悪いことを言う人はいらない
というスタンスです。
テレビは視聴者に有用な情報を
発信しようとは考えていません。
高いCM料を払ってくれるスポンサーのために
さらにテレビ局の利益になるように情報を発信する。
私たちがマスコミの流す情報に注意するには、
テレビを見ないことです。
それだけで私たちは
十分に身を守ることができます。
機能脳科学者・苫米地博士は
2011年６月に発売した書籍
『現代版 魔女の鉄槌』の中でこんなことを語っていました。
情報量は膨大になり、情報経路は複雑になっていく中で、多くの人は情報源をまったく見ないままに情報を受け取っています。
あまりにも膨大な情報が複雑に絡み合っていく中で、私たちの脳は思考停止状態になり、より【他人によってつくられた世界】が強化されているのです。
現代人はより【他人によってつくられた人生】を生きることを強いられ、「自由」を奪われているのです。
そして、ツイッター、フェイスブックという【新しいメディア】は、【他人によってつくられた人生】をより強化する作用があるのです（まえがきより）
本書では、
15世紀の大ベストセラー『魔女に与える鉄鎚』が中世に与えた影響とツイッター、フェイスブックが現代に生きる私たちに与える影響を比較しながら、情報の洪水の中で【不自由な人生】を強いられている現代人のための【自分でつくった人生】を生きるための方法を解き明かしていきます。
真実かどうかもわからない情報が蔓延していき、
誰も知らないところで、
真実がウソになり、ウソが真実になる。
情報に踊らされることが多い今だからこそ
こちらの本、読んでみてはいかがでしょうか？
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