こんにちは。
編集部のJです。
先日、知らない番号からケータイに着信がありました。
出てみると、高校時代の友人でした。
10年ぶりくらいに声を聞きました。
当時はバスで2時間もかかる映画館に
『エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』を
一緒に見に行くほど仲が良かったものですが、
忙しさにかまけて連絡を取らなくなりました。
しかし、さすがに10年以上も間があくと、
懐かしさより、気味の悪さのほうが
どうやら、私のFacebookを見つけて、
懐かしくて電話をしてきたらしいのです。
時代ですね。
「おまん(お前)、出版社に勤めてるん?
かっちょええのう。
おまんが撮影したアイドルを紹介してくれや」
なんて、トンチンカンなことを言ってきましたが。
一応、彼の近況を聞いてみると、
会社をやめて、地元で焼き鳥屋を
はじめているとのこと。
「アベノミクスやし、
おまん、さんざ儲けてんやろ?」
と聞いてみると、
「んにゃ、おまんほどじゃね……」
と消え入るような返答。
面倒なことに巻き込まれるのも嫌なので、
私は「がんばっぺ」と適当にエールを送って
電話を切りました。
その後、少し冷たかったかなと反省した私は、
起業について軽くインターネットで調べてみました。
キーワードは
「起業 借金」
http://www.google.co.jp/webhp?nord=1#nord=1&q=%E8%B5%B7%E6%A5%AD%E3%80%80%E5%80%9F%E9%87%91&safe=off
ちなみに、上から3番目にヒットした
「起業3年で終了、億の借金を抱えて夜逃げしました」
というブログを開いてみたのですが、
最後のエントリが2009年2月になっていました。
他人のことながら、恐ろしくなりました。
すみません、、、、
どうでもいい話を長々と書いてしまいました。
さて、関連あるかどうか微妙ですが、
4月に刊行されて好評を得ている
『借金経営のススメ』(小堺桂悦郎・著)を
先の友人に送ってあげることにしました。
あの70万部のベストセラー
『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』の
著者による最新作です。
目次を眺めているだけでも、
意外性のある見出しが並んでいるのですが、
一際目についたのが、
「なんと、売上が減ったことを条件に銀行が融資してくれる」
というもの。
(リーマン・ショックの影響で)
相談を受けたある製造業の会社なんぞ、
海外取引をしていたわけでもないのに、
受注がなんと10分の1に!
年商10億円、月商1億円弱だったのが
1桁減って1000万円とか2000万円に!
さすがに借金経営コンサルタントの
私もこりゃお手上げ、まさに「借金バンザイ!」
かと思いきや、出たんすよ、銀行から融資が!
――本文より
著者じゃなくてもビックリしますよね。
カラクリというか、真相はというと、
俗にいう、「不況対策資金」という
融資制度らしいのです。
融資制度らしいのです。
世界的な不況だけじゃなくて、
大災害などの間接的な影響で
大災害などの間接的な影響で
業績不振に陥った会社向けにも融資されるとのこと。
俗に「セーフティネット保証5号認定」という
融資制度もあるらしいです。
融資制度もあるらしいです。
なんと、その該当条件の1つが、
前年同時期より売上が10%以上減っていること!
「半沢直樹」レベルの知識しかない私なりに解釈すると、
これは銀行と企業の間だけの話ではなく、
政治的な要素が多分に絡んだ融資のようです。
要するに、国をはじめとした自治体が、
景気のために負担する融資なのだそうです。
ナンタラ不況のあおりで、
全国の地方で中小企業の倒産が
バタバタ起きたら、世の中、
大変なことになっちゃいますでしょ。
だからね、銀行としても積極的に
取り組まなきゃいけないんすよ。
全国の銀行は、金融庁ってお役所に、
こういった融資制度の活用状況の報告を
しなきゃいけないわけ。――本文より
しなきゃいけないわけ。――本文より
つまり、片岡愛之助演じる金融庁のオネエが、
堺雅人演じる半沢直樹に、
「あらまあ、お宅の銀行はこの
不況対策資金の取り扱いは少ないわねえ。
お宅の銀行の融資先の中小企業のみなさんは
不況は無関係なのね。
ワタシ、感心しちゃう! うふ♡」
と嫌味を言ってプレッシャーをかけ、
半沢直樹が一生懸命業績不振の融資先を
探している、という構図のようです。
たとえ世界的な不況時でさえ、
半沢直樹は融資できる先を
探しているということです!
本書ではコレ以外にももちろん、
「借金」のトリビアというか、
起業や会社経営に役立つ情報が満載です。
焼き鳥屋をやっている私の友人にも、
きっと役立つはずです!
ポチっと応援お願いいたします!
0 コメント:
コメントを投稿