2013年5月14日火曜日


「あれ?あのアイドル、
いつの間にか演技がうまくなっているなー」


あなたはアイドルが出ているドラマを観て
そんなことを思ったことはありませんか?


アイドル

本来、役者の仕事は長い下積みが必要で、
ずっと役者への夢をあきらめずに、
真摯に舞台に取り組んでいる人たちがたくさんいます。


そんな世界に、「ポッと出」のように言われる
アイドル歌手が乗り込んでくる。


最初は、何もできないアイドルが、
容姿がカワイイ(あるいはカッコイイ)というだけで、
お芝居をやることに批判的な目が向けらます。


ところが、そんなことを言われて数年経つうちに、
驚くほどの存在感を持った俳優に
成長してしまうことがあります。


何十年も劇団に所属して俳優を夢見ている自分たちは、

「仕事も投げうって、
厳しい生活の中で芝居を追求しているのに!!」


などと思っても、

まったく下積みもなく、
お芝居も観たことがないようなアイドルがどんどん登っていく。


そんなことが芸能界ではよくあります。

 
『ブラタモリ』のプロデューサーの尾関憲一さんはこの現象をこんな風に分析します。

『ブラタモリ』のプロデューサー尾関憲一さん


これはけっして、「所属事務所の影響力が強いから」
などという変な勘繰りですまされるような話
ではないと思っています。
これこそ、「本番」の力だと思うのです。



つまり、こういうことです・・・


アイドルが出演するドラマなり映画なりお芝居には、
他にも経験ある役者が揃っています。

多くの人に観てもらうために商業的にも
確実な成功を目指した世界での仕事になります。



その世界での「本番」は、
どんな「練習」よりも練習になる「本番」なのです。


本番

「本番」経験を繰り返すうちに、
他の誰もが経験したことのない高みに登っていってしまう……

これは「本番」を得る機会がいかに大切かを示しています。

よくビジネスでも

「まだ経験が足りないから・・・」

とチャレンジを止めてしまう人がいます。


しかし、尾関氏はそんな思考に警鐘を鳴らします。


うまくいくかどうか、
自分のスキルアップについては
二の次でいいと思います。


うまくいこうがいくまいが、毎日の仕事に立ち向かうこと、
その経験そのものが、自分を伸ばしているのです。



自分のスキルアップを気にしていては、
「本番」の力を得て、大きく飛躍することはできません。



たしかに場数を増やせば、
それだけうまくいかない数も増えるかもしれません。


でも、少ない場数での1回の成功体験を
大事に抱きしめているより、
どんどんチャレンジして、失敗経験を積み重ねた方が
未来の飛躍につながります。



たとえばあなたの周りにもいませんか?

新人として一緒に入社した時は「スゴイ奴だ」と思った人が、
後々、意外と元気がなかったり、
まったく目立たなかった人が、
10 年後に次々と大きな仕事をしていたり。。



結局、仕事に練習はないのです。

「うまくいかなかった」経験が、未来の自分を作ります。

スキルアップは二の次です。

どんどん「本番」の機会を探していきましょう!!

時代をつかむ!ブラブラ仕事術


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