2014年8月11日月曜日


こんにちは。フォレスト出版編集部です。

先週末、『世界一即戦力な男』という本が発売されました。



検索していただけるとわかりますが、
早くもこの新刊についてはネットニュースをはじめ、TwitterやFacebookなどで話題になっています。

著者の菊池良さんは遅れた就活生だった26歳のときに、
「世界一即戦力な男・菊池良から新卒採用担当のキミへ」というウェブサイトを発表し、見事企業からの内定を手に入れた方。

菊池良氏


この本では、高校中退で引きこもりでもあった菊池さんが
「どうやって人生を逆転させたのか」というノウハウを書いていただきました。
就活生はもちろん、現状に不満を持っているビジネスマンにも
ヒントとなる内容になっています。

そこで今回は発売を記念して、著者の菊池さんにインタビューを敢行しました。
前編、中編、後編の三分割でお送ります。

第1回目は、菊池さんに「脳」について語っていただきました。

なぜ菊池さんが「脳」を? 
と思われるかもしれません。

しかし、6年間引きこもっていたにもかかわらず、
心のブレーキを外し、大胆な行動に出ることができた菊池さんの秘密の一端を知ることができる、自己啓発好きにはたまらないお話となりました。

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菊池:
やっぱり「危険ドラッグ」の話題は避けて通れないですよね。
危険ドラッグ

編集:
なんですか、いきなり。しかもけっこう前の気もしますが……何か思うところがあるんですか?

菊池:
ええ。ASKAもそうなんですが、身体を壊すって分かっていてもドラッグをやってしまうわけでしょ。これって根深い問題で、「アンダーグラウンドな別世界の出来事」と切り離すことはできない。ドラッグには手を出さなくても、吐くとわかっていても酒を飲んだりするわけじゃないですか。遅刻するとわかっていも二度寝したり。それとこれは同じレイヤーなんですよ。

編集:
悪い結果になるとわかっていても、ついやってしまうというわけですね。

菊池:
ええ。これはね、脳の問題なんです。


編集:
……脳?

菊池:
「ドラッグがほしいなぁ~」って脳が思うことなんですよ。「二度寝したいなぁ~」とか。そういう脳が出す誘惑に、私たちは逆らわないといけない。脳の仕掛ける罠に。

編集:
私は脳科学者の中野信子さんの本を担当しておりますが、菊池さんは脳の専門家ではないですよね?
努力不要論


菊池:
ええ。でも、僕の頭の中にも「脳」は入っていますよ。だから、脳の当事者だと言える。脳と一緒に生きて27年。その境地から喋っています。あと茂木健一郎の本も読みました。なんか、ホリエモンと対談しているやつ。1ページに1アハでした。
嫌われ者の流儀

編集:……とりあえず続けてください。

菊池:
「名称を危険ドラッグにして危険なことを周知させよう」と言ってますけど、そんなん知ってますよ。山小屋で情報を遮断した生活をしているわけじゃないですから。「わかっちゃいるけどやめられない」なんです。これじゃ身体に良いわけないよ! でも、脳が「ドラッグやろうよ~!」って言うから。悪友なんですね。阿久悠じゃないですよ。

編集:
はぁ……。

菊池:
それに対して私たち人類は「NO」を突きつけなければいけない。「脳」だけに。


編集:
……。そういえば、本にも書いてましたよね。「脳に反逆しなきゃいけない」って。

菊池:
石原慎太郎の『「NO」と言える日本』って本がありましたけど、スケールが小さい。「NOと言える人類」じゃなきゃ。石原さんはデビュー作って若者の風俗を描いたものでしたね、「湘南の若者がこんなんでした!」って。そういうチマチマしたところがありますよね。「ありの~ままの~♪」ってやつでしょ。オタク文化に否定的なのは想像力が豊かだからですよ。
「NO」と言える日本

編集:
話題の方向を修正します。「脳」と「人類」は別物なんですか?

菊池:
ええ。脳って人類が誕生してからほぼ進化してないんでしょ。大きさも構造も同じ。それに対して私たち人類は100メートルを9秒台で走れるようになったし、携帯電話でいつでもどこでもコミュニケーションが取れるようになっているんです。有名な話ですけど……自己啓発本に「嘘でも口角をあげたらハッピーになる」とか書いてあるじゃないですか。武田双雲の本に書いてあったんですけど。
ポジティブの教科書

脳って顔が笑顔なら「あ、こいつはハッピーなんだな」って勘違いするんですよ。浅過ぎないですか、読みが。現代文明は竹中直人の「笑いながら怒る人」を通過しているのに。

編集:
では、具体的にどうやって脳に反逆したらいいんですか?

菊池:
そうですね、ぼくもまだ試行錯誤している最中なんですが……。この前、スキーを撮る写真家についての本を買ったんですよ。

編集:
意外ですね。スキーに興味なさそうなのに。

菊池:そうなんですよ。まったく興味ない。「脳が違うの買おうよ~!」って叫んでました。でも、「NO」と言った。「脳」だけに。すると、90年代に発売されたスキーの写真集が革命を起こした、っていうぜんぜん知らない知識が入ってくるんです。そうやって少しずつ脳をイジメていますね。その積み重ねの先に脳から自立した世界が待っているはずです。

編集:
はぁ……。

――中編へ続く。


インタビューを読んでくださった方は、
私(編集)の反応が非常に戸惑っていると感じているかもしれません。実際、このときは戸惑っております。

しかし、こうして文章に起こして整理してみてわかりました。

菊池さんは、「自分の脳を客観的に見る」という、
究極的にメタな視点を持って生きているのです。

確かに、今回の新刊『世界一即戦力な男』でも、
そうした菊池さんの思考の道筋が描かれております。
そして、だからなのか、読み終わったときは
腐った脳が頭蓋骨から引っ張りだされたような快感を得ることができました。
ぜひ、危険ドラッグよりもハードな本書を、
書店で見かけましたら手にとってみてくださいね。


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