フォレスト出版編集部のSです。
1月の2545新書、
『子どもが勉強好きになる子育て』(篠原菊紀著)ですが、
即日重版、累計1万4000部になりました!
ありがとうございます。
「勉強しなさい!」と声を荒げなくても、
お子さんが進んで勉強してくれたら、
こんなラクなことはないですよね……。
みなさんからの反響にお応えして、
今日は、今すぐ実践できるメソッドをひとつ、
ご紹介したいと思います。
それは……
ニコニコすると学習脳が鍛えられる!
です。
「え? それだけ……?」
にわかに信じがたいですよね。
しかし、
『子どもが変わる 怒らない子育て』(嶋津良智著)でも、
「感情をコントロールできる親に育てられた子どもは、
素直に自分を表現でき、いろいろなことに積極的に取り組む」
という話が出てきます。
実際、子ども教育に携わっている人からは、
「おかあさんはのんびりしているくらいが、
子どもが落ち着いた子に育つ」
という話をよく聞きます。
実は、こうしたことは、単なる経験則ではなく、
実際に脳科学でも証明できることなのです。
『子どもが勉強好きになる子育て』では、
いくつかの項目にわたって、このことを証明しています。
1、「ミラーニューロンの働き」により、脳は同調する2、「親の笑顔」が好き嫌いをつかさどる扁桃体を育て、
「スキスキ回路」を育む3、笑顔や褒め言葉で、前頭前野が鎮静化し、
セロトニン系で「待てる」ようになる
それでは、ひとつずつ簡単に説明していきましょう。
1、「ミラーニューロンの働き」により、脳は同調する
脳科学では、脳と脳が向き合った場合、
互いの脳は同じような活動をしたがるということがわかっています。
このような脳のメカニズムを「ミラーニューロン」とか
「ミラーニューロンシステム」と言います。
昔から「子は親の背中を見て育つ」と言われます。
これは脳科学的にも根拠のあることで、
子どもはミラーニューロンをとおして、
結局親の姿をマネしているのです。
(本文P81~より抜粋)
つまり、子どもにとって、身近な親の影響は大!
子どもの勉強に対する姿勢は、
親がつくり上げていると言ってもいいでしょう。
2、「親の笑顔」が好き嫌いをつかさどる扁桃体を育て、
「スキスキ回路」を育む
扁桃体は「好き」「嫌い」を判断する場所です。
扁桃体が「好き」と判断して活動を強めると、
記憶の中枢である海馬に「好き」情報が流れます。
海馬で強化された「好き」という記憶が
扁桃体を刺激して、ますます好きになっていきます。
サルの扁桃体に電極を入れ、
さまざまな表情の人の写真を見せ、
その時の扁桃体の活動を調べたところ、
サルの扁桃体は笑顔に強く反応しました。
しかも、普通の人の笑顔よりも、
飼育者の笑顔により強く反応したのです。
(本文P275~より抜粋)
つまり、扁桃体を育てるのは「笑顔」、
とくに「身近な人の笑顔」なのです。
3、笑顔や褒め言葉で、前頭前野が鎮静化し、
セロトニン系で「待てる」ようになる
セロトニン系は落ち着きを保ち不安を抑える神経系。
脳の安定化装置とも呼ばれ、心を落ち着かせる働きを強化します。
このセロトニン神経系がちゃんと活動していると、
長期的な報酬を好むようになります。
つまり、子どもの「待てる心」を養います。
目先の快ではなく、未来の快を優先できるようになります。
お子さんにはやさしい言葉をかけ、笑顔で接してください。
「ありがとう」「うれしい」「かわいい」「やさしい」という言葉を使うと、
ほめられている時と同じように前頭前野が鎮静化します。
(本文P71~より抜粋)
つまり、親の笑顔と言葉で
子どもの「待てる心」を育むことができるのです。
勉強では、くり返し同じ問題を解いたり、
試験に何回もチャレンジしたり、
長期的な視野とスパンが求められます。
子どもの諦めない心、粘り強さを育むことができれば、
一生の財産になりますね!
こんな感じで、ニコニコしながら、
取り組んでみてくださいね!^^
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