2014年3月19日水曜日

こんにちは。
編集部の坂口です。


あなたは3年後、5年後、どうなっているか
想像しながら働いていますか?


「キャリアを描く」そんな言葉がもてはやされています。


キャリアを描く


新卒の志望理由も「自分が成長できるかどうか」が入社の決め手ということでもあるでしょう。


しかし、
将来のキャリアを描きながら働くことが、
成功のためには「不要」なことだとしたら
どうでしょう?


なぜなら、「キャリア」に目が行ってしまうと
どうしても「目の前の仕事」がおろそかになりがちです。


「キャリアとは、点と点をつなぐこと」


そんな言葉を投げかけてくれるのは、
元スタバCEOにして、新刊『働く君に伝えたいこと』
著者・岩田松雄氏です。


岩田松雄氏


◎大学の友人が華々しい転職を遂げた話を聞くと、焦ってしまう
◎努力に見合った給料をもらえていない
◎もっと自分は「デキる」気がする。

そんな想いを抱えている人は少なくありません。
著者の岩田氏も、


「いずれ経営者として活躍できるキャリアを築きたい。
そのためにいまどんな仕事を選べば良いでしょうか?」

よく若い人からそんな言葉を聞くといいます。


岩田氏は「キャリア」という言葉を聞くたびに
いまの人たちが、
自分の将来を気にし過ぎているように感じてしまうそうです。



そして、


将来のキャリアなど、
20代の頃に完璧に思い描けるものではありません。


「この仕事は将来のキャリアに対して無意味だ」と、
目の前のことをおろそかにしていてはいけません。


といいます。

まさに、岩田氏も目の前の点をつないで、
線にしていった一人だからです。



岩田氏はかつて、
新卒から13年間、勤めた日産を退職しました。


もっと経営に近い仕事がしたいと思い、
外資系コンサルティング会社
(現ブーズ・アンド・カンパニー)に転職しました。


コンサルティングとは、
企業の経営者が抱える
「もっと売り上げを伸ばしたい」
「コスト削減をしたい」
などの問題点を解決する仕事です。


そのため、
いろいろな分析ツールやフレームワークを利用します。


解決案には論理的で正当性がなければなりません。
まずは仮説があり、
それを検証するデータがあり、最終的な結論に導く。

そのようにして資料をまとめプレゼンをして、
相手を納得させ、
改善案の実行に導いていくのが仕事です。


それまで彼は、日産での経験しかなかったので、
いろいろな業種の多彩なプロジェクトに携われることは
とても刺激的で勉強になりました。


優秀な人が多く、特に若手は
とびきり優秀でかつ毎晩夜中まで仕事をしていました。


いろいろな業種から引き抜かれた転職者のほか、
新卒は東大、一橋といった一流どころばかりです。


実際、
本当に知的レベルの高い優秀な人たちの集団でした。

何か高卒ルーキーがプロ野球に入ったような感じで、
とにかくレベルが高い。

では、彼はそんな優秀な人達の中に放り込まれて
どうしたのか?


日産での経験を、
コンサルタント時代も存分にいかした
のです。


過去の経験を別の仕事にいかした


机上の空論ではなく、
実際に販売現場でも製造現場でも働いたことがある。

そういう人間は、
クライアントからの信頼も得やすいのです。
特にウケたのはセールスマン時代の話だったそうです。


営業系のコンサルティングをする際に話をしやすかったですし、
何よりコンサルの若手に大ウケでした。


別の優秀といわれる人たちは大学を出て、
いきなりコンサルタントになっているので、
泥臭い仕事など一切経験がありませんし、
その実態も想像できません。


そこで営業時代の経験談を話すと、
彼らにとってとても新鮮ですし、
素直に尊敬してくれるのです。

財務で何千億円を動かしたなどという話よりも、
むしろそういう経験を彼らは評価してくれました。


最後に彼は言います。


結局、人生一所懸命に頑張っている限りにおいて、自分にとって無駄な経験は一切ないのです。

と。


スティーブ・ジョブズも、
「コネクティング・ザ・ドッツ」について語っています。


つまり、その時は偶然の選択であっても
あとから振り返ってみると、
すべて線でつながっているということです。






キャリアを考える前に・・・
まずは目の前の仕事を一所懸命に頑張ってください。


きっと、後でその経験が
生かされる時がやってきます。



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