こんにちは、
フォレスト出版の杉浦です。
前回に引き続き、今回も
『本当は語学が得意な日本人』の著者・ジョー・リーさんの
インタビューをお届けします。
今回のテーマは、
語学を学ぶ上で大切なこと。
言語遅滞を乗り越え、15ヶ国語をマスターした
ジョーさんだからこそ話せる秘訣が語られています。
これまで語学を学んできた人も、
これから語学を始めようと思っている人にも必見の内容です!
▼前回のインタビューはこちら
http://forestpub.com/archives/52142966.html
(聞き手)
フォレスト出版編集部 『本当は語学が得意な日本人』担当編集者 杉浦
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◆語学を学ぶ上で大切なこと
杉浦:
ジョーさんは、母国語でも危うい言語遅滞の幼少期とはうって変わって、いまでは15ヶ国語も話せるわけですけど、どんなきっかけで語学をこんなにも習得できるようになったんですか?
ジョー:
本にも書いたように【音素】が大きなところとしてあるんですけど、もっと根本的なところでいうと、留学していたときの経験がありますね。
杉浦:
9歳でイギリスに留学したんですよね。
ご両親から突然命じられたとか……?
ジョー:
びっくりしました。突然、
「1ヶ月後からだよ」
なんて言われましたからね。学校の勉強を全然努力しない人よりはできるようになっていたおりに、そこで海外留学ですからね。せっかく勉強やしゃべることができるようになってきたのに、という思いもありました。本当に突然だったので、ひきこもりで友達が少なかったんですけど、その数少ない友人たち一人ひとりに別れを告げることができなかったのもすごく残念でした。
杉浦:
がんばって積み上げたものが崩れちゃったんですね。
ヨーロッパは言葉がそれぞれ違うと思うのですが、その辺はどうだったんですか?
ジョー:
ダメでした。
杉浦:
やっぱり毎回勉強したものがリセットされたりしちゃうんですか?
ジョー:
そうですね。もともと勉強がダメだったというのもありますけど。
しかも騙されるんですよ!
杉浦:
騙される?
ジョー:
行く前に英語は通じるから大丈夫って言われたんですけど、実際に行ってみたら、通じなかったり、通じるみたいだけどしゃべれないってことがあるんです。それには理由があって、当時は英語ができる家庭がホームステイをやっているという訳ではなかったんですね。
さらに、ゲストを受け入れるか受け入れないかの話がついていない段階でホームステイを受け入れてしまう家庭もあるので、そんななかに私が入っていくと、当然ながら嫌な顔をされます。それだけならいいんですけど、その上、家族の仲が悪くなったり、酷く叱られたり、そこの子にいじめられたり……。
杉浦:
まさにハリーポッターのようですね。
ジョー:
なんでそんなことがずっと続くんだろうと考えたりすると、ああ全部自分が悪いんだなって幼いながらに思っていましたね。
杉浦:
それはコミュニケーションがうまくとれないから?
ジョー:
それもありますけど、理由としては、マイナス思考が大きいです。例えば、これから嫌な家にいくんだろうなとか、いじめられるんだろうなとか、考えながらホームステイしてしまうので、暗い顔になって、気持ちもさらに暗くなってしまい、それがまたいじめられる原因になっていたかもしれません。
杉浦:
負のサイクルになっちゃってますね。
ジョー:
だから私、決めたんです。
自分から考えようって。自分から行動しようって。
杉浦:
どんなことをされたんですか?
ジョー:
簡単です。自分から会話をする。
今日は何をやるのかを自分から聞くんです。言葉が通じなかったりするので、試行錯誤します。今のようにネットがないので、辞書を使うしかない。それでも、間違っているところは間違っていて、「ん?」というような、嫌な顔、通じていないことが伝わってくる顔をされて、それが最初怖かったりもしました。
杉浦:
大人でも相手に思いが伝わっていないと不安になるのにすごいですね!
ジョー:
でも、たぶんそれだけじゃうまくいってはなかったと思います。
杉浦:
他にも理由があると?
ジョー:
はい。私はイメージを変えたんです。
というのは、それまでみたいに「こんな悪い家庭にいくんだ」とか「また辛いことが待っている」とイメージするのではなくて、「どんな楽しい家庭なのかな」とか「少しでも挨拶できるようにしよう」とか、そういう楽しいこと、プラスのことをイメージするようにしたんです。すると、失敗しても、暗いイメージを持っているときよりも、へこたれないし、立ち直りも早くなる。そのうちに成功体験もどんどん積み重なっていって、それがまた自分の自信だとか、イメージの土台になって、うまく回っていくようになるんです。
杉浦:
イメージを変えて、行動すれば、負のサイクルが正のサイクルになっていくんですね。
ジョー:
その通りです。そうやってイメージして、その国に行くことがわかった時点ですぐにその言葉を勉強すると、嘘みたいに環境が変わってくる。すべてがいい方向に向かっていきます。そこから先のホームステイは、全部いいところだと感じました。悪いと思ったところにはあたったことがありません。しかも、やる気は出るし、語学も進む。それまでのつらい経験が信じられないくらい、いいことばかり起こったんです。
杉浦:
語学でもなんでも現状を変えたいと思ったら、イメージを変えることが大切ということですか?
ジョー:
そうです。人が何かを高めていくためには、楽しいとか興味があるってことがないとうまくいきません。だからイメージを変えることが大切なんです。
あとは、必要性ですね。例えば語学だったら、なぜ自分は語学をする必要があるのか、と考えること。必要性が見出せれば、好きでも嫌いでも必要だからやるようになりますから。
杉浦:
いまだと、就職や仕事で語学を学ぶことが半ば強制的に求められていると思うのですが、そんな必要性でもいいんですか?
ジョー:
大丈夫です。
だって僕も始めは「やらなきゃいけない」から始めたんですから。でも、ずっとマイナスな必要性だとモチベーションも上がりませんから、やはり楽しいプラスのイメージも大切で、その2つがあれば語学は絶対にできます。
杉浦:
これはぜひ、語学に悩んでいる人に教えてあげたいですね。
では、次に15ヶ国語を操るからこそわかることを聞いてみたいと思います。
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◆次回予告
前回、今回と続いてきたジョーさんとの対談は、
次回が最後になります。
最終回では
・1番難しい言語はなにか?
・複数の言語を話せるメリット・デメリットとは?
・『本当は語学が得意な日本人』で伝えたいこと
などについて、ジョーさんに語っていただきます。
好奇心を満たしつつ、
語学の本質に触れられる内容になっています。
ぜひ、お楽しみください。
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2014年3月14日金曜日
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